全国のオリパが集まる場所 オリパを見る
拡張パックの正しい表記はストームエメラルダで、末尾がドになる表記は誤りだと説明する記事のアイキャッチ画像。右に丸とチェックの図形。

「ストームエメラルド」という商品は存在しません|正しくは末尾が「ダ」

この記事の要点(2026年8月1日時点)

「ストームエメラルド」で検索してこのページにたどり着いた方に向けた記事です。結論から書くと、その表記は誤りです。ただ、間違えたことを責めるつもりは一切ありません。この弾に限っては、間違えるだけの理由が3つも4つも重なっています。

この記事でやることは二つです。正しい表記を公式ページで確認して示すこと。そして、なぜ間違えやすいのかを、実在する別商品と並べて説明すること。そのうえで、表記を確かめたあとに知りたくなるはずの基本情報と当たりカードまで、この1ページで着地できるようにしています。

相場の細かい数字や買取店の比較は、この記事では扱いません。表記の話に集中したうえで、必要な方は各記事へリンクで移動していただく構成にしています。

先に結論:正しい表記は「ストームエメラルダ」です

正式名称は「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「ストームエメラルダ」」です。ポケモンカードゲーム公式ホームページ「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「ストームエメラルダ」」に、この表記でそのまま記載されています。

末尾は「ダ」です。「ド」ではありません。カタカナ9文字で「ストームエメラルダ」と書きます。

よく見かける誤った表記を並べると、次のようになります。

表記 正誤 どこが違うか
ストームエメラルダ 正しい 公式ページの表記と一致します
ストームエメラルド 誤り 末尾が「ド」になっています。最も多い間違いです
ストームエメラルだ 誤り 末尾の「ダ」だけがひらがなになっています。変換の取りこぼしです
すとーむえめらるだ 誤り 全部ひらがなです。検索でたどり着けない場合があります
ストームエメラルダex 誤り 「ex」はカード名に付くもので、弾の名前には付きません

なお「ストームエメラルダ」という名前の由来や命名の意図について、公式商品ページには説明がありません。「エメラルドの女性形」といった解説を見かけることがありますが、公式・一次情報として確認できるものではないため、この記事では由来には踏み込みません。

PR・当社サービス
オリパを引くならティラリ
全国のカードショップのオリパが集まるマーケット。還元率と当たりの内訳、残り口数まで公開しています。
オリパを見る

なぜ「ストームエメラルド」と間違えるのか

ここが本題です。単純な打ち間違いではなく、いくつもの要因が重なっています。

理由1:「エメラルド」は日本語として完成している単語だから

「エメラルダ」は日本語に存在しない語ですが、「エメラルド」は宝石の名前として誰もが知っている一般名詞です。人間は、見慣れない語を見慣れた語に引き寄せて記憶する性質があります。「エメラルダ」という文字列を目にしても、頭の中では既知の「エメラルド」に自動的に補正されてしまう、ということが起きます。

日本語入力の変換でも同じことが起きます。「えめらるだ」と打っても変換候補の上位に「エメラルダ」が出てこず、「エメラルド」が優先されることがあります。正しく覚えていても、変換の段階で誤りに引き戻されるわけです。

理由2:パッケージのレックウザが『エメラルド』の記憶を呼び起こす

ストームエメラルダのパッケージを飾っているのはメガレックウザexです。そしてレックウザといえば、ゲームソフト『ポケットモンスター エメラルド』のパッケージを飾ったポケモンでもあります。

『ポケットモンスター エメラルド』はゲームボーイアドバンス用ソフトとして2004年9月16日に発売されました。ファミ通.com「GBA『ポケットモンスター エメラルド』20周年。バトルフロンティアやフィールド効果を持つ特性が多数追加された新バージョン。レックウザのパッケージが鮮烈だった【今日は何の日?】」は、この作品について「パッケージを飾った伝説のポケモンはてんくうポケモンの“レックウザ”。」と書いています。

つまり「レックウザ」と「エメラルド」は、20年以上前から結びついた組み合わせなのです。カードのパッケージでレックウザを見た瞬間に「エメラルド」という語が引き出されるのは、記憶の働きとしてはむしろ自然なことです。

理由3:11年前に「メガレックウザ×エメラルド」の弾が実在した

これが最も強い要因だと考えています。ポケモンカードには、メガレックウザが主役で、名前に「エメラルド」が入った拡張パックが実際に存在します。

拡張パック「エメラルドブレイク」です。ポケモンカードゲーム公式ホームページ「拡張パック「エメラルドブレイク」」によると、発売日は2015年3月14日(土)、希望小売価格は150円+税、内容物は「カード/5枚」です。同ページには「伝説のポケモン「メガレックウザ」」が登場し、「徹底解説 メガレックウザEX&レックウザEX」という記事も掲載されています。

2015年3月14日の発売ですから、この記事の基準日である2026年8月1日から見ると11年前の商品です。「ずいぶん昔の話」と感じるかもしれませんが、当時この弾を買っていた層は、いま新弾を買っている層と重なります。記憶がそのまま生きているぶん、混ざりやすいのです。

整理すると、こういう状況です。

項目 ストームエメラルダ エメラルドブレイク
発売日 2026年7月31日(金) 2015年3月14日(土)
シリーズ MEGA 拡張パック XY 拡張パック
主役ポケモン メガレックウザex メガレックウザEX
希望小売価格 1パック200円(税込) 1パック150円+税
内容物 カード5枚入り カード/5枚

名前に「エメラル」が入り、主役が同じメガレックウザで、どちらも1パック5枚。ここまで条件が揃っていれば、記憶が混ざるのは無理もありません。「エメラルドブレイク」を知っている人ほど、新しい弾の名前も「エメラルド」で始まると思い込みやすい構造になっています。

理由4:語尾の「ダ」と「ド」は音として紛れやすい

「エメラルダ」と「エメラルド」は、末尾の母音がaかoかという違いしかありません。動画やSNSの音声で聞いた場合、この差は聞き分けづらく、しかも聞き手の頭の中には既知の「エメラルド」という候補が待ち構えています。耳から入った情報だけで覚えると、高い確率で「ド」に倒れます。

加えて日本語では、文末の「〜だ」が助動詞として頻出します。「ストームエメラルだ」という誤変換が生まれるのは、入力システムが末尾の「だ」を文末表現として処理してしまうためだと考えられます。

「ストームエメラルだ」で実際に検索されています

これは推測ではありません。当サイトのSearch Console上で、「ストームエメラルだ」(末尾だけひらがな)という表記での検索が実際に発生していることを確認しています。自社サイトの実測データのため外部の出典はありませんが、誤変換のまま検索している方が現実にいる、ということです。

誤字での検索は恥ずかしいことでも珍しいことでもありません。ただし、表記によっては本当に目的の情報にたどり着けなくなるケースがあります。

表記ごとに検索結果がどう変わるか、実際に確かめました

2026年8月1日、当編集部で各表記を実際に検索し、結果を確認しました。

検索した表記 結果 公式ページ
ストームエメラルダ(正しい表記) 目的の情報にたどり着けます 表示されます
ストームエメラルド ポケモンカード 目的の情報にたどり着けます 表示されます
ストームエメラルだ 目的の情報にたどり着けます 表示されます
すとーむえめらるだ たどり着けませんでした 表示されませんでした

末尾が「ド」になっていても、「ダ」だけひらがなになっていても、検索エンジン側が正しい情報を返してくれました。カタカナが部分的に残っていれば、多少崩れていても拾われるということです。

一方で全部ひらがなの「すとーむえめらるだ」だけは、まったく無関係な結果が並び、この商品の情報にたどり着けませんでした。音声入力やフリック入力で変換し忘れたまま検索すると、情報にたどり着けない可能性があります。カタカナに変換してから検索することをおすすめします。

なお、これは当編集部が実際に検索して確認した範囲の結果です。Googleが「もしかして」という訂正の表示を出すかどうかについては確認できていないため、この記事では触れません。検索結果は環境や時期によっても変わります。

公式ページで確認できる基本情報

表記を確かめたあとに必要になる情報を、公式の出典付きでまとめます。金額には、それが希望小売価格なのか販売価格なのかを必ず添えています。

項目 内容 出典
正式名称 ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「ストームエメラルダ」 公式商品ページ
発売日 2026年7月31日(金) 公式商品ページ
希望小売価格(1パック) 200円(税込) 公式商品ページ
内容物 カード5枚入り(ランダム封入) 公式商品ページ
BOX構成 1パック=カード5枚入り、1BOX=30パック ポケモンセンターオンライン
BOXの販売価格 6,000円(税込)/ポケモンセンターオンラインの販売価格 ポケモンセンターオンライン
シリーズ上の位置 MEGAシリーズの6弾目 Bulbapedia「Storm Emeralda (TCG)」

ここでひとつ、混同されやすい点をはっきりさせておきます。公式商品ページに希望小売価格として記載されているのは、1パック200円(税込)だけです。BOX単位の希望小売価格は、公式商品ページには記載がありません。

よく見かける「1BOX 6,000円」という数字は、ポケモンセンターオンラインという販売店が提示している販売価格です。メーカーが定めた希望小売価格ではありません。1パック200円(税込)×30パックを計算すると6,000円になるため同じ額に見えますが、性質の違う数字です。「定価」という言葉で両方をまとめて呼んでしまうと、この違いが消えます。

なおポケモンセンターオンラインの該当ページには「こちらは抽選販売の商品です。」と明記されており、申込期間・当選発表・購入期間が定められた抽選形式でした。誰でもこの販売価格で買えるわけではない、という点も押さえておいてください。

「型番M6」は公式が名乗っている表記ではありません

ストームエメラルダは「M6」という記号で呼ばれることがあります。この扱いには注意が必要です。

公式商品ページには、「型番」「商品記号」といったラベルの付いた欄が存在しません。公式サイトで「M6」が現れるのはURL(/ex/m6/)です。

一方、販売店側は商品名として使っています。マスターズスクウェア通販では、商品名が「拡張パック「M6」ストームエメラルダ」と表記されています。

参考までに、ひとつ前のMEGA拡張パックは「アビスアイ」で、こちらは公式商品ページのURLが/ex/m5/、発売日は2026年5月22日(金)です。M5、M6という並びは実際に機能していますが、公式が型番として掲示しているわけではないという点は押さえておいてください。「M6」は流通上の呼び名として通用する記号、という理解が正確です。

さらに注意したいのは、「M6a」という近い記号を持つ別商品が存在することです。2026年9月16日(水)発売の「30th CELEBRATION」がそれで、公式URLは/product/m6aです(ポケモンカードゲーム30周年特設サイト)。記号だけを頼りに検索・注文すると取り違えます。詳しくは後述します。

収録カードの種類数は公式ページに書かれていません

「全何種類か」を知りたい方も多いと思いますが、公式商品ページに収録種類数の記載はありません。

Bulbapedia「Storm Emeralda (TCG)」では収録枚数を「76+」(76種以上)と記載しています。ただし「+」が何を意味するかの説明は、同ページには書かれていません。ここから先は当編集部の解釈になりますが、実際に番号枠(/076)を超えたカードは確認できます。トレカの地図のランキング表では、メガレックウザex(MUR)のカード番号が「113/076」と記載されています。分母の076を超えた番号が振られたカードが存在する、ということです。

いずれにせよ公式の数字ではないため、この記事では収録種類数を確定値としては扱いません。

英語名と海外版:2026年8月1日時点では「まだ無い」が正解

「ストームエメラルダの英語名は?」という質問への、2026年8月1日時点で最も正確な答えは「英語版はまだ発売されておらず、英語名は付いていない」です。

Bulbapedia「Storm Emeralda (TCG)」でも、英語名の欄は「N/A」(該当なし)となっています。

なお、日本語のセット名をローマ字で書く場合の綴りは「Storm Emeralda」です。同ページで日本語名「ストームエメラルダ」の読みとして併記されています。海外のコレクターとやり取りする際は、この綴りが通じます。

「Delta Reign」は対応セットと断定できる段階ではありません

英語名を調べると「Delta Reign」という名前が出てくることがあります。ここは慎重に読む必要があります。

Bulbapediaの記述は「Cards released in this set are expected to be included in the English Delta Reign expansion releasing on November 6, 2026.」というものです。訳すと「このセットで発売されたカードは、2026年11月6日発売の英語版セット Delta Reign に収録される見込みである」となります。

つまり、

  • 「ストームエメラルダの英語版タイトル=Delta Reign」と断定されてはいません
  • 書かれているのは「収録カードが Delta Reign に含まれる見込み」という予想です
  • 日本版と海外版は収録内容が1対1で一致しないことがあり、「対応セット」という言い方自体が実態と合わない場合があります

当編集部では英語公式(pokemon.com)側で Delta Reign の単独ページを確認できていません。したがって現時点の一次情報はBulbapediaの記述のみです。「英語版はDelta Reignです」と言い切るのは、まだ早い段階だと判断しています。

海外版の発売を待って購入を検討している方は、2026年11月6日という日付も予定である点にご注意ください。

「ストームエメラルダ」と紛らわしい商品の切り分け

名前や絵柄が似ていて取り違えやすい商品を整理します。フリマアプリやオークションで購入する際、ここを間違えると別の商品が届きます。

①拡張パック「エメラルドブレイク」(XY6・2015年)

前述のとおり、最も紛らわしいのがこれです。2015年3月14日(土)発売、希望小売価格150円+税、メガレックウザが主役の拡張パックです(ポケモンカードゲーム公式ホームページ「拡張パック「エメラルドブレイク」」)。

11年前の商品ですので、現在流通しているものは当時の在庫か中古です。「エメラルド」で検索してこちらが出てきた場合、それは2026年の新弾ではありません。収録カードもレギュレーションも別物です。

②ゲームソフト『ポケットモンスター エメラルド』(2004年)

ゲームボーイアドバンス用のゲームソフトで、2004年9月16日発売です(ファミ通.com)。カードではありません。

「エメラルド」単体で検索すると、こちらが上位に出てくることがあります。レックウザ繋がりで画像も似た印象になるため、カードを探しているのにゲームソフトのページを見ていた、ということが起こり得ます。

③同じMEGA拡張パックの他の弾

ストームエメラルダはMEGA拡張パックというシリーズの一つで、直前の弾は「アビスアイ」(2026年5月22日(金)発売/公式商品ページ)です。

MEGA拡張パックはいずれもカタカナの造語名で、文字数も近く、パッケージの構図も似ています。店頭やフリマの商品写真だけで判断せず、必ず商品名の文字を読んでください。

④30周年記念の「30th CELEBRATION」は別商品です

これは購入時期が近いぶん、混同に注意が必要です。「30th CELEBRATION」も同じMEGA拡張パックで、正式名称は「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」」、発売日は2026年9月16日(水)です(ポケモンカードゲーム30周年特設サイト「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「30th CELEBRATION」」)。

紛らわしいのは記号のほうです。ストームエメラルダの公式URLが/ex/m6/であるのに対し、30th CELEBRATIONの公式URLは/product/m6aです。「M6」と「M6a」は1文字違いですが、別の商品です。販売店の商品名で記号だけを見て注文すると、取り違える可能性があります。

中身も別物です。30th CELEBRATIONは希望小売価格360円(税込)で「キラカード6枚入り」であり、ストームエメラルダの希望小売価格200円(税込)・カード5枚入りとは構成が異なります。1パックあたりの枚数も価格も違うため、BOX単位で比べるときにも数字がそのままでは並びません。

商品名 種別 発売日 見分け方
ストームエメラルダ ポケモンカード MEGA 拡張パック(M6) 2026年7月31日(金) 探しているのはこれです。末尾が「ダ」
エメラルドブレイク ポケモンカード XY 拡張パック 2015年3月14日(土) 「エメラルド」が先頭。11年前の弾です
ポケットモンスター エメラルド ゲームボーイアドバンス用ソフト 2004年9月16日 カードではなくゲームソフトです
アビスアイ ポケモンカード MEGA 拡張パック(M5) 2026年5月22日(金) 同シリーズのひとつ前の弾です
30th CELEBRATION ポケモンカード MEGA 拡張パック(M6a) 2026年9月16日(水) 希望小売価格360円(税込)・キラカード6枚入り

当たりカード早見表

表記を確認したあと、多くの方が次に知りたくなるのが「で、何が当たりなのか」だと思います。早見表を置いておきます。

下の表はスニーカーダンク「【ポケカ】ストームエメラルダの当たりランキングTOP20/買取相場/封入率/予約抽選/値段まとめ」の掲載値です。同ページの表の列見出しは「順位」「カード名」「一般相場」「買取価格」で、いずれも2026年7月31日時点の数字です。

順位 カード名 一般相場 買取価格
1位 メガレックウザex(MUR) 一般相場 310,000円〜 買取価格 300,000円
2位 メガレックウザex(SAR) 一般相場 120,000円〜 買取価格 110,000円
3位 ライコウex(SAR) 一般相場 16,000円〜 買取価格 9,000円

この表の「一般相場」という語は、スニーカーダンクの表の列見出しをそのまま引用したものです。当編集部では、同サイトが「一般相場」をどう定義しているか(フリマでの成立額なのか、出品価格の水準なのか)までは確認できていません。そのため、この記事では列見出しのまま「一般相場」と表記し、買取価格とは別の列である、という以上の解釈は加えていません。

レアリティの記号についても補足します。上の表はスニーカーダンクの買取価格が高い順のランキングであり、レアリティの序列そのものではありません。買取価格順ではMUR、SARの順に高額でしたが、公式商品ページにレアリティの序列を示す記載はなく、「MURが最上位」と公式に定められているわけではありません。カードの右下に記号が印字されているので、引いたカードがどの記号かはそこで確認できます。

同じカードでもサイトによって金額が大きく違います

ここが重要な注意点です。上の数字は、あくまでスニーカーダンク1社の掲載値です。同じメガレックウザex(MUR)でも、掲載しているサイトによって買取価格は大きく異なります。2026年7月31日時点で当サイトが確認できた買取提示は8件(うち2件は個別の店舗ではなく、複数店をまとめた集計値・レンジです)で、そのなかで最も高い買取提示と最も低い買取提示のあいだには、買取価格で3倍程度の開きがありました。

「メガレックウザex(MUR)の買取価格は約30万円」という一本の数字だけで覚えてしまうと、実際に売るときに大きく食い違います。詳しくはメガレックウザexMURの買取価格を比較をご覧ください。当たりカードの序列そのものも、掲載サイトによって3位以下が入れ替わります。序列の全体像はストームエメラルダの当たりランキングと封入率にまとめています。

ひとつ補足させてください。いま「8件」と書いて「8店」と書かなかったのは、この記事のテーマそのものに関わるからです。買取価格の比較記事に並んでいる行数と、実在する店舗の数は、同じとは限りません。当サイトの比較でも、8件のうち2件は個別の店舗が出している買取価格ではなく、他媒体が複数店を調べてまとめた集計値やレンジでした。店舗・プラットフォーム単位で数え直すと6件です。

これは他サイトの比較記事を読むときにも当てはまります。見出しに「◯店比較」と書かれていても、その◯は表の行数を数えたものかもしれませんし、集計値の行が混じっているかもしれません。数字の大きさそのものよりも、その数字が何を数えたものかを確かめるほうが大事です。本記事では、数えた根拠を示せない店舗数は書かない方針にしました。

封入率は公式が公表していません

「MURは何BOXに1枚か」という情報も多く出回っていますが、公式商品ページは封入率を一切公表していません。公式に書かれているのは「※カードはランダムに封入されています。」という一文だけです。

各サイトが出しているのは、いずれも独自の推定値です。たとえばトレカの地図「【ポケカ】『ストームエメラルダ』の当たりランキング!買取相場や封入率も徹底解説」はMUR(メガレックウザex)について「封入率は約1.95%(51.3BOXに1枚)」と記載していますが、同ページには「『ストームエメラルダ』の封入率はトレチズ(トレカの地図)調べになります。」と明記されており、同社の推定値です。

またスニーカーダンクは「「ストームエメラルダ」1BOXあたりの封入割合」という見出しのもとで「1BOXにSARかSR、MURのどれか1枚、ARが3枚、RRが4枚の封入が予想される。」と書いています。こちらも予想であり、確定情報ではありません。

推定値はサイトによって大きく食い違っています。数字が具体的であるほど根拠があるように見えますが、公式が出していない以上、どれも「そのサイトの見立て」でしかありません。その食い違いの中身は当たりランキングと封入率の記事で扱っています。

カード名やレアリティの表記でも、同じ取り違えが起きます

ここまで弾の名前の表記を扱ってきましたが、表記の取り違えは価格を調べるときにも起きます。そしてこちらのほうが、金銭的な影響は大きくなります。

「買取価格」と「取引相場」は別の数字です

ストームエメラルダのBOX価格を調べると、サイトによって金額に幅があります。これはどれかが間違っているのではなく、そもそも種類の違う数字が並んでいるのが原因です。同じ「BOXの値段」という言い方でも、買取価格なのか、販売価格なのか、フリマでの取引相場なのかで、指している金額はまったく別物になります。

言葉 意味 誰にとっての金額か
買取価格 お店が客から買い取るときに払う金額 売る人が受け取る金額です
販売価格 お店が客に売るときの金額 買う人が支払う金額です
取引相場・フリマ相場 フリマアプリ等で成立した取引の水準 個人間でやり取りされている金額です
出品価格 売り手が提示している金額 成立した金額とは限りません
希望小売価格(定価) メーカーが示す基準の価格 1パック200円(税込)がこれです。BOXの希望小売価格は公式商品ページに記載がありません

この表の最後の行は、特に間違いが起きやすいところです。繰り返しになりますが、1BOX 6,000円(税込)はポケモンセンターオンラインの販売価格であって、メーカーの希望小売価格ではありません。「定価6,000円」と書かれている記事を見かけても、その6,000円は販売店の販売価格だと理解しておくのが正確です。

同じBOXについて「買取価格」と「取引相場」を比べると、当然ながら金額は違います。買取価格はお店の利益が引かれた後の金額だからです。この2つを混ぜて「相場は◯円」と覚えてしまうと、売るときに想定より安くて驚くことになります。

実はこれは、当サイト自身が2026年7月31日に起こした間違いでもあります。出典の見出しが「買取価格推移」だった数字を、実売価格として掲載してしまいました。数字そのものは実在していても、それが何の数字なのかを確かめていなかったことが原因です。現在は掲載しているすべての金額に、買取・販売・取引相場のいずれであるかを明記しています。

他サイトを見るときも、金額の横ではなくその表が置かれている見出しの文言を確認してください。「買取価格推移」という見出しの下の数字は、買っても入手できない金額です。BOX価格の種別ごとの整理はBOX相場推移の記事にまとめています。

レアリティ記号の読み方

当たりカードの表記に出てくる記号も、慣れないうちは区別しづらいものです。MUR、SAR、SR、AR、RRといった記号がカードの右下に印字されています。

なお当サイトの他記事ではMURを「メガウルトラレア」と表記しています。これはトレカの地図・スニーカーダンクなど主要サイトで使われている呼称であり、公式ページ上で正式名称として確認できたものではありません(MURの記事参照)。記号そのもの(MUR)で覚えておくのが確実です。

2026年9月16日(水)発売の「30th CELEBRATION」では、さらに「FUR」という新しいレアリティ記号が登場します。こちらは正式名称が公式に示されており、ポケモンカードゲーム30周年特設サイトに「FUR(フューチャリスティックレア)」と記載されています。詳しくは新レアリティFURの解説記事で扱っています。

よくある質問

「ストームエメラルド」と「ストームエメラルダ」はどちらが正しいですか?

「ストームエメラルダ」が正しい表記です。公式商品ページに「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック「ストームエメラルダ」」と記載されています。末尾は「ダ」です。

「ストームエメラルド」という商品は存在しないのですか?

その名前の商品は存在しません。ただし名前が似た「エメラルドブレイク」という拡張パックは実在します。2015年3月14日(土)発売で、こちらもメガレックウザが主役です(公式商品ページ)。中古で購入する際は取り違えにご注意ください。

ストームエメラルダの英語名は何ですか?

2026年8月1日時点で英語版は発売されておらず、英語名は付いていません。Bulbapediaでも英語名は「N/A」とされています。同ページには収録カードが2026年11月6日発売予定の英語版セット「Delta Reign」に含まれる見込みという記述がありますが、これは予想であり、対応セットとして確定したものではありません。

型番は「M6」で合っていますか?

販売店では「M6」が商品名の一部として使われており、マスターズスクウェア通販でも商品名が「拡張パック「M6」ストームエメラルダ」と表記されています。ただし公式商品ページに型番欄は存在せず、公式サイトでは「M6」はURLに現れるのみです。「流通上そう呼ばれている記号」と理解しておくのが正確です。

「すとーむえめらるだ」で検索しても出てきません

2026年8月1日に当編集部で確認したところ、全部ひらがなの「すとーむえめらるだ」では、この商品の情報にたどり着けませんでした。カタカナで「ストームエメラルダ」と入力して検索してください。末尾の「ダ」が「ド」でも、「だ」でも、カタカナ部分が残っていれば結果は返ってきました。

ストームエメラルダは1BOX何パック入りですか?

1BOX=30パック、1パック=カード5枚入りです。ポケモンセンターオンラインでの販売価格は6,000円(税込)でした。ただしこれは同店の販売価格であり、メーカーの希望小売価格ではありません。公式商品ページに希望小売価格として載っているのは1パック200円(税込)のみです。同ページは「こちらは抽選販売の商品です。」と記載されています。

当たりカードは何ですか?

スニーカーダンクの掲載値では1位がメガレックウザex(MUR)で買取価格300,000円、2位がメガレックウザex(SAR)で買取価格110,000円、3位がライコウex(SAR)で買取価格9,000円です(いずれも2026年7月31日時点)。ただし金額も序列も掲載サイトによって異なります。

まとめ

正しい表記は「ストームエメラルダ」です。末尾は「ダ」で、「ストームエメラルド」は誤りです。

間違えやすいのには理由があります。「エメラルド」が日常語として完成していること、パッケージのレックウザが2004年発売のゲームソフト『ポケットモンスター エメラルド』を想起させること、そして2015年に「メガレックウザ×エメラルド」という条件が揃った拡張パック「エメラルドブレイク」が実在したこと。この3つが重なれば、記憶が混ざるのは自然なことです。

実用面で押さえておきたいのは、カタカナが部分的にでも残っていれば検索でたどり着けるが、全部ひらがなだとたどり着けない場合がある、という点でした。そして英語版は2026年8月1日時点で未発売であり、「Delta Reign」は対応セットと断定できる段階にはありません。

最後に、弾の名前以上に間違えると影響が大きいのが、金額の種別の取り違えです。「買取価格」「販売価格」「取引相場」は、それぞれ立場の違う別の数字です。希望小売価格として公式が示しているのは1パック200円(税込)だけで、よく見る1BOX 6,000円(税込)は販売店の販売価格でした。数字を見るときは、その数字が置かれている見出しの文言まで確認する習慣をつけると、判断を誤りにくくなります。

数字の詳細は、当サイトの当たりカード一覧と封入率MUR買取価格の比較BOX相場推移当たりが出ない確率の計算1カートン=12BOX・72,000円という掲載値の扱いに分けてまとめています。発売翌日時点で相場が動いていないことは今売るか待つかの記事で確認できます。弾全体の情報はストームエメラルダのまとめ記事をご覧ください。

※ 当サイト(ティラリ)が運営するサービスの紹介です。

ティラリは、当メディアを運営する会社が提供しているオンラインオリパのサービスです。当たったカードは履歴に残り、発送には追跡番号が付きます。ご利用の前に、口数・当たりの残り本数・特定商取引法に基づく表記をご確認ください。オンラインオリパの選び方で、確認すべき項目をまとめています。

この記事は2026年8月1日時点の情報です。相場は日々変動します。掲載した価格はすべて各出典サイトの掲載値で、買取・販売・取引相場の区分を明記しています。買取価格は各社が提示する金額であり、実際の査定額は状態・時期により下回る場合があります。メーカーの希望小売価格として公式商品ページで確認できるのは1パック200円(税込)のみで、BOX単位の金額は販売店の販売価格です。封入率は公式が公表しておらず、記載の出現率はすべて各サイトの推定値です。検索結果の確認は当編集部が2026年8月1日に実施したもので、検索環境や時期により結果は変わります。英語版セットに関する記述はBulbapediaの記載に基づく見込みであり、確定情報ではありません。本記事は投資助言を目的としたものではなく、売買の判断はご自身の責任でお願いいたします。なお本記事は、オンラインオリパを販売するティラリが運営するメディアの記事です。カード画像および商品情報の出典はポケモンカードゲーム公式ホームページです。©2026 Pokémon. ©1995-2026 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケモン・Pokémon・ポケットモンスターは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

この記事を共有 X LINE
PR・当社サービス
オリパを引くならティラリ
全国のカードショップのオリパが集まるマーケット。還元率と当たりの内訳を公開しています。
オリパを見る