
ポケカBOX相場の天井は5弾とも2026年4月|メガブレイブは1年で+1円
この記事の要点
- 2026年8月1日で、MEGAシリーズの第1弾「メガブレイブ」「メガシンフォニア」が発売からちょうど1年になりました。そこでMEGAシリーズ6弾すべてのBOX価格推移表を1行ずつ書き写して、発売日からいまへの変化を並べました。
- メガブレイブの未開封BOXは、発売日のフリマ相場11,999円 → 最新(2026年7月)12,000円。1年で+1円です(PRICE BASE「メガブレイブ未開封BOXの買取価格・価格相場推移」)。
- 同日発売のメガシンフォニアはフリマ相場11,000円 → 9,900円(−10.0%)。ニンジャスピナーは10,000円 → 10,000円(増減なし)。5弾中4弾が、発売日の値段から±10%以内に収まっています。
- 例外はインフェルノXだけで、フリマ相場12,999円 → 19,701円(+約52%)。1年弱で発売日を大きく上回った唯一の弾です。
- 最大の発見:日次データが取れる5弾すべてが、2026年4月に期間中の最高値をつけています。発売時期は2025年8月から2026年3月までバラバラなのに、天井の月だけが揃っています。
- そして5弾すべてが4月から6月にかけて下げました(下げ幅−7.6%〜−32.9%)。BOX価格は「弾の中身」より市場全体の時期で動いた、と読める形です。
- 定価(希望小売価格)に対する倍率で見ると、ストームエメラルダの22,400円は約3.7倍で、MEGAシリーズの中でいま最も高い水準です。インフェルノXの約3.6倍をわずかに上回ります。
- すべて各PRICE BASEページの「フリマ相場」列の掲載値で、買取価格ではありません。変化率は当編集部が計算した値です。
先に結論:1年経ったBOXは、発売日の値段にほぼ戻っていました
2025年8月1日、ポケモンカードゲームは「スカーレット&バイオレット」シリーズを終え、MEGAシリーズの第1弾として拡張パック「メガブレイブ」「メガシンフォニア」を同時発売しました(ポケモンカードゲーム公式ホームページ「拡張パック『メガブレイブ』『メガシンフォニア』」)。本日2026年8月1日で、ここからちょうど1年です。
この1年で拡張パックは6弾出ました。そのすべてについて、未開封BOXのフリマ相場がどう動いたのかを調べました。結論から書きます。
| 弾(発売日) | 発売日のフリマ相場 | 最新のフリマ相場 (2026年7月) |
発売日比 |
|---|---|---|---|
| メガブレイブ (2025年8月1日) |
11,999円 | 12,000円 | +1円(±0.0%) |
| メガシンフォニア (2025年8月1日) |
11,000円 | 9,900円 | −1,100円(−10.0%) |
| インフェルノX (2025年9月26日) |
12,999円 | 19,701円 | +6,702円(+約52%) |
| ムニキスゼロ (2026年1月23日) |
7,777円 | 8,500円 | +723円(+約9%) |
| ニンジャスピナー (2026年3月13日) |
10,000円 | 10,000円 | ±0円(増減なし) |
| アビスアイ (2026年5月22日) |
発売日の行なし (発売月=2026年5月は14,500円) |
10,000円 | 発売月比 −4,500円(−31.0%) |
金額はすべて各PRICE BASEページの「フリマ相場」列の掲載値です。買取価格ではありません。カッコ内の変化率は、その掲載値から当編集部が計算しました。
メガブレイブは1年で1円しか動いていません。これは偶然ですが、この記事で言いたいことをそのまま表しています。「新弾のBOXは寝かせれば上がる」も「発売直後に売らないと沈む」も、この6弾のデータでは支持されません。ほとんどの弾は、1年経っても発売日の値段のあたりに戻ってきています。
調べ方と、数字の前提(先に開示します)
この記事の数字は、すべて同じ場所から取っています。前提を先に書きます。
- 出典:PRICE BASEの各BOXページにある「価格推移」表です。列見出しは「日付」「フリマ相場」。同社独自調査による、大手フリマサイトの取引相場という位置づけです。
- 種別:すべてフリマ相場(取引相場)です。買う側が払う金額に近い数字で、ショップの買取価格ではありません。同じBOXでも買取価格は別の数字になります。
- 「発売日のフリマ相場」:推移表に発売日と同じ日付の行がある弾は、その行の値を使いました。行が無い弾(アビスアイ)は「発売日の行なし」と明記しています。存在しない行を作ることはしていません。
- 「最新」:各表の一番上の行です。6弾とも「2026年7月」でした。日付単位ではなく月単位の行です。
- 変化率:掲載値から当編集部が計算した値で、出典に書かれている数字ではありません。
- 基準日:すべて2026年8月1日に各ページを確認した時点のものです。相場は動きます。
ひとつ、正直に書いておきます。推移表の粒度は弾によってバラバラです。メガブレイブ・メガシンフォニア・インフェルノXは発売直後に日次の行が並んでいますが、アビスアイは月単位で3行しかありません。だから「アビスアイの発売翌日はいくらだったか」は、この出典からは分かりません。分からないものは分からないと書きます。
1年前に出た2弾は、いまどうなっているか
メガブレイブ:1年で+1円
メガブレイブは2025年8月1日発売、希望小売価格は1パック180円(税込)・カード5枚入りです(ポケモンカードゲーム公式ホームページ)。PRICE BASEの同ページには「定価 1パック(5枚入り):180円(税込)/1BOX(30パック入り):5,400円(税込)」と掲載されています。
フリマ相場の推移はこうです。発売日の2025年8月1日が11,999円。翌8月2日には9,000円まで落ちています。そこからしばらく9,000円台から10,000円台を行き来し、2025年12月29日に8,500円という期間中の最安値をつけました。発売日比で−29.2%です。
ところがそこから反転します。2026年1月8日9,000円、2月6日10,000円、3月5日10,500円と戻し、2026年4月には14,000円という期間中の最高値をつけました。発売日比で+16.7%です。その後は5月13,800円、6月11,000円と下げ、最新の2026年7月が12,000円。発売日の11,999円と比べて+1円、という着地でした。
メガシンフォニア:同じ日に出て、−10.0%
メガシンフォニアも同日発売・同価格・同じ「1BOX(30パック入り)5,400円(税込)」の掲載です。しかし動き方は違いました。
発売日のフリマ相場は11,000円。翌8月2日に9,000円、8月3日に8,100円と続落し、2025年8月27日に7,300円まで落ちています。発売日比で−33.6%、しかも発売からわずか26日です。その後は7,000円台後半から8,000円台で長く横ばいが続き、2026年4月に13,000円の最高値をつけ、6月9,500円、最新の7月が9,900円でした。
同じ日に、同じ値段で出た2弾が、1年後に+1円と−10.0%に分かれています。中身が違うのだから当然と言えばそれまでですが、「MEGAシリーズの1弾目」というくくりでは説明できない差がついた、ということでもあります。
【この記事の中心】5弾すべてが、2026年4月に天井を打っています
1弾ずつ追っているときは気づきませんでしたが、6弾を並べた瞬間に見えたことがあります。期間中の最高値をつけた月が、全部同じでした。
| 弾 | 発売日 | 期間中の最高値 (フリマ相場) |
その月 | 2026年6月の フリマ相場 |
4月→6月の下げ幅 |
|---|---|---|---|---|---|
| メガブレイブ | 2025年8月1日 | 14,000円 | 2026年4月 | 11,000円 | −21.4% |
| メガシンフォニア | 2025年8月1日 | 13,000円 | 2026年4月 | 9,500円 | −26.9% |
| インフェルノX | 2025年9月26日 | 29,500円 | 2026年4月 | 19,800円 | −32.9% |
| ムニキスゼロ | 2026年1月23日 | 9,200円 | 2026年4月 | 8,500円 | −7.6% |
| ニンジャスピナー | 2026年3月13日 | 13,000円 | 2026年4月 | 10,900円 | −16.2% |
発売時期は2025年8月から2026年3月まで、8か月にわたってバラバラです。収録カードも、パッケージのポケモンも、環境での強さも全部違います。それなのに、5弾とも2026年4月が最高値でした。そして5弾とも、そこから6月にかけて下げています。
ニンジャスピナーにいたっては、2026年3月13日に発売して、その翌月にはもう天井をつけています。発売からわずか1か月弱です。「この弾が評価された」という説明では苦しい動き方です。
アビスアイは2026年5月22日発売で4月にはまだ存在しないため、この表には入れていません。ただしアビスアイも、発売月の2026年5月が14,500円、6月が9,500円と、6月に大きく下げている点は他の5弾と同じでした。
これをどう読むか(断定はしません)
ここから先は解釈です。出典に書かれていることではありません。
素直に読めば、BOXのフリマ相場は「その弾の中身」より「相場全体がどの時期にあるか」に強く引っ張られている、という読み方になります。8か月にわたって発売された5弾が同じ月に揃って天井を打つというのは、個別の弾の事情では説明しにくいからです。
ただし、なぜ2026年4月だったのかは、この価格推移表からは分かりません。特定の出来事を原因として挙げることは、裏が取れていないのでしません。分かるのは「揃って上がり、揃って下がった」という事実の形だけです。ポケカ全体の相場の流れについては2026年8月のポケカ相場の見方でも別途整理しています。
もうひとつ言えるのは、1弾だけを見て「この弾は強い/弱い」と判断すると、市場全体の動きを弾の評価だと勘違いしやすいということです。2026年4月にBOXを買った人は、どの弾を選んでいても、その後2か月で1〜3割下げた計算になります。逆に2025年末に買った人は、どの弾でも4月まで上げています。
底はいつ来たのか:発売直後に沈む弾が多数派
「発売から何日で最安値をつけたか」も並べておきます。判断材料として、天井より底のほうが使いやすい場面もあるからです。
| 弾 | 発売日の フリマ相場 |
期間中の最安値 (フリマ相場) |
その日付 | 発売日比 |
|---|---|---|---|---|
| メガブレイブ | 11,999円 | 8,500円 | 2025年12月29日 | −29.2% |
| メガシンフォニア | 11,000円 | 7,300円 | 2025年8月27日 | −33.6% |
| インフェルノX | 12,999円 | 9,999円 | 2025年9月27日・28日 | −23.1% |
| ムニキスゼロ | 7,777円 | 7,000円 | 2026年2月・3月 | −10.0% |
| ニンジャスピナー | 10,000円 | 8,900円 | 2026年3月14日 | −11.0% |
インフェルノXは発売の翌日、ニンジャスピナーも発売の翌日、メガシンフォニアは26日後に最安値をつけています。ムニキスゼロの最安値は2026年2月と3月の行(どちらも7,000円)で、これは月単位の行です。
つまり5弾すべてが、一度は発売日の値段を割っています。割り込む深さは−10.0%から−33.6%まで幅がありますが、「発売日より安くなる局面が来なかった弾」は、この6弾の中にはありませんでした。発売直後の値動きそのものについては発売直後に売るべきか待つべきかで、翌日・3日後・1週間後まで細かく追っています。
定価に対する倍率で見ると、順位が入れ替わります
金額そのものは弾ごとに比べられません。BOXの希望小売価格が途中で変わっているからです。そこで「最新のフリマ相場 ÷ BOXの定価(希望小売価格)」で揃えます。
| 弾 | BOXの定価 (出典の掲載表記) |
最新のフリマ相場 (2026年7月) |
定価に対する倍率 |
|---|---|---|---|
| ストームエメラルダ | 6,000円 | 22,400円(2026年7月31日) | 約3.7倍 |
| インフェルノX | 5,400円 | 19,701円 | 約3.6倍 |
| メガブレイブ | 5,400円 | 12,000円 | 約2.2倍 |
| ニンジャスピナー | 5,400円 | 10,000円 | 約1.9倍 |
| メガシンフォニア | 5,400円 | 9,900円 | 約1.8倍 |
| アビスアイ | 6,000円 | 10,000円 | 約1.7倍 |
| ムニキスゼロ | 5,400円 | 8,500円 | 約1.6倍 |
倍率は当編集部が計算した値です。分母は各PRICE BASEページの「定価」または「希望小売価格」の掲載表記(メガブレイブ・メガシンフォニア・インフェルノX・ムニキスゼロ・ニンジャスピナーは1BOX 5,400円、アビスアイとストームエメラルダは1BOX 6,000円)を使いました。
ここで目を引くのがストームエメラルダです。PRICE BASE「ストームエメラルダ未開封BOXの最新取引相場価格」の価格推移表は3行あり、フリマ相場は2026年7月31日22,400円/7月21日32,000円/7月7日36,000円です。最新の22,400円を1BOX 6,000円(希望小売価格)で割ると約3.7倍。MEGAシリーズ7弾の中で、いま定価比が最も高いのはストームエメラルダということになります。
ただし、この倍率が高いことを「割高だ」とも「まだ上がる」とも書きません。発売2日目の弾と、発売から1年経った弾を同じ物差しで比べているからです。上の表のとおり、他の弾も発売直後は高い倍率から始まり、その後で下げています。比べるなら「発売2日目どうし」で比べるべきで、その比較に必要な行は、多くの弾の推移表に存在しません。
ストームエメラルダを持っている人にとって、この1年が示すこと
ここまでの数字から、断定できることと、できないことを分けます。
データが支持していること
- 「発売日の値段がしばらく戻ってこない」局面は、6弾すべてにありました。最安値は発売日比で−10.0%から−33.6%です。
- ただし、そこで終わった弾はありませんでした。5弾とも2026年4月に発売日を上回るか、それに近い水準まで戻しています。
- 1年後の着地は、発売日の近辺が多数派です。5弾中4弾が発売日比±10%以内でした。
データが支持していないこと
- 「新弾は寝かせれば上がる」——1年経ったメガブレイブは+1円、メガシンフォニアは−10.0%です。増えていません。
- 「発売直後に売らないと損」——インフェルノXは発売日12,999円が最新19,701円で、持ち続けたほうが高い結果でした。
- 「相場が下がったのはこの弾が弱いから」——2026年4月から6月の下げは5弾すべてに同時に起きています。
この記事では答えを出せないこと
いちばん知りたいであろう「ストームエメラルダのBOXは1年後いくらか」には、答えられません。過去6弾がこう動いた、という事実があるだけで、7弾目が同じように動く根拠はどこにもありません。とくにストームエメラルダは、発売前の2026年7月7日にフリマ相場36,000円をつけてから発売日の22,400円まで下げており、他の弾とは発売前の形が違います。この点はストームエメラルダのBOX相場推移で詳しく扱っています。
また、BOXの相場と、中の高額カード1枚の相場は別々に動きます。カード単位の売り先による差についてはMURの買取価格の比較を、1BOXを開けた場合の損得の計算についてはストームエメラルダの期待値の検証をご覧ください。
この記事で「書かなかった」数字
調べた中で、出典から確認しきれなかったものは載せていません。透明性のために、落としたものを書いておきます。
- アビスアイの発売日のフリマ相場:推移表が月単位で3行しかなく、発売日(2026年5月22日)の行がありません。「発売月=2026年5月は14,500円」とだけ書いています。
- ムニキスゼロの2026年5月のフリマ相場:同表に5月の行がありません。4月(9,200円)の次は6月(8,500円)です。行を補間していません。
- メガブレイブの2025年9月1日の行:出典の掲載値が桁の数え方の合わない表記になっており、金額として読めないため使っていません。
- 各弾の高額カード1枚ごとの相場:カード名と金額の対応が同一ページ内で確認しきれなかったため、この記事ではカード単位の金額を一切扱っていません。
- 1BOXが何パック入りかの公式表記:公式商品ページに記載があるのは1パックの希望小売価格と枚数までです。BOX単位の金額はPRICE BASEの掲載表記を使いました。
よくある質問
この記事の金額は買取価格ですか?
いいえ。すべてフリマ相場(取引相場)で、大手フリマサイトでの取引価格の目安です。ショップに売ったときに受け取れる買取価格は、これより低いのが一般的です。同じBOXでも、買取価格とフリマ相場は別の数字として扱ってください。
なぜ2026年7月が「最新」なのですか?
各PRICE BASEページの価格推移表の一番上の行が「2026年7月」または「2026年7月(最新)」だったためです。2026年8月1日に確認した時点の話で、表は随時更新されます。
MEGAシリーズは全部で何弾ありますか?
2026年8月1日時点で、拡張パックは6弾(メガブレイブ/メガシンフォニアを1弾とすると、メガブレイブ・メガシンフォニア・インフェルノX・ムニキスゼロ・ニンジャスピナー・アビスアイ・ストームエメラルダの7商品)が発売済みです。次は2026年9月16日発売の「30th CELEBRATION」が控えています。
1年で+1円というのは、本当にただの偶然ですか?
偶然です。11,999円と12,000円という2つの掲載値がたまたま1円差だった、というだけの話で、そこに意味はありません。意味があるのは「1年かけて元の水準に戻った」という形のほうです。
まとめ
MEGAシリーズが始まって1年。6弾すべてのBOXフリマ相場を並べて分かったのは、次の3点でした。
- 1年後の着地は、発売日の近辺が多数派。メガブレイブ+1円、ニンジャスピナー増減なし、ムニキスゼロ+約9%、メガシンフォニア−10.0%。大きく外れたのはインフェルノX(+約52%)だけです。
- 途中では、全弾が発売日を割っています。最安値は発売日比−10.0%から−33.6%。しかもインフェルノXとニンジャスピナーは発売翌日が最安値でした。
- 天井の月が全弾で揃っていました。発売時期が8か月ばらけているのに、5弾とも2026年4月が最高値。そこから6月にかけて−7.6%〜−32.9%の下げが同時に起きています。
3点目がいちばん重要だと考えています。BOXを買うか売るかを「その弾の評価」だけで決めていると、市場全体の時期という、より大きく効いている要因を見落とします。この1年でいえば、どの弾を選んだかより、いつ売買したかのほうが結果を左右していました。
もちろん、これは過去6弾の記録であって、7弾目のストームエメラルダが同じ道をたどる保証はありません。数字は出しましたので、判断はご自身でなさってください。
この記事で参照した出典:ポケモンカードゲーム公式ホームページ「拡張パック『メガブレイブ』『メガシンフォニア』」/PRICE BASE「メガブレイブ未開封BOX」/PRICE BASE「メガシンフォニア未開封BOX」/PRICE BASE「インフェルノX未開封BOX」/PRICE BASE「ムニキスゼロ未開封BOX」/PRICE BASE「ニンジャスピナー未開封BOX」/PRICE BASE「アビスアイ未開封BOX」/PRICE BASE「ストームエメラルダ未開封BOX」(いずれも2026年8月1日確認)
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